『Dr.苫米地式資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる』を読んでのまとめ第2回目。含み資産を含めた資産状態をできるだけ長く維持し、それが毎年糧に増え続けるような状態こそが健康なファイナンスと説くこの本を参考に、一つ上の資産運用を考えていきます。もう、自転車創業からは脱しよう。
Dr.苫米地式資産運用法パート2です。前回は①お金でお金を生む方法、②企業に勤める方法、③付加価値を生み出す方法について検討してきました。その結果、付加価値を生み出すことが本物のお金持ちになる道でなるということでした。
お金持ちのメンタリティは売ることを念頭に持つ
「どの株を買えばいいか」「どの証券を買えばいいか」の次元ではいつ値下がりの波に飲み込まれるかかわったものではありません。お金持ちのメンタリティは買うことからではなく、売ることから入っていきます。例えば、ピアノであれば価値の落ちないグランドピアノ、車であれば価値の落ちない名車を選ぶのです。
苫米地氏は商売道具として使うギターを含み資産として償却しています。償却分の節税効果も得られるし、償却が済んでも価値が落ちないというダブルのメリットがあります。償却の知識はビジネスをするに当たってはぜひ持っていた方が良いですね。
勝った瞬間に価値が一気に落ちるようなものは要注意です。できるだけ安いモノで償却する、リースで済ますなどやり方を考えるようにしましょう。
買った土地に駅を作り、駅前を一等地にしていきました。三菱地所も持っている土地に駅を作って丸の内を一等地にしました。今や含み資産2兆円企業となったのです。うーん、なんだかずるいですね(笑)。仕事は仕事で貴重、でもキャッシュを生み出すということは本質的に違うレベルの話だよという好例です。ここに含み資産のパワーがあります。含み資産がRichへつながるという意味が少しわかってきました。
お金は必然的に値下がりしてしまう。価値あるモノに替えなければ。
Richとはお金を価値あるものに替えられる人のこと。単にお金だけを持っていると確実に目減りしていきます。ただのお金持ちというのはお金のゴミ箱にすぎない。
日本はお金持ちの国ですが、アメリカ国債を買わされ、大量のドルを買い続けています。ドルを買うのはいいですが、使うことは許されていません。いわば日本はドルの廃棄場なのです。売るに売れないゴミを抱える最終的な犠牲者は日本国民です。こうやって日本は、アメリカと世界を支えています。一方でアメリカは、世界中から好きなものを買って、金を刷るだけでいいのです。これが日本が浮かばれない原因です。ばかばかしい話でしょう?
日本の官僚や日本銀行総裁、経団連に所属する企業家たち、大手メディアはこのカラクリには気づいているものの、庶民は気づかないまま延々と搾取され続けてきたわけです。
新しい豊かな潮流に乗らなければならない。
ところが高い抽象度を持つと、現在のマーケットの見方が一変します。上手にお金を使うことができれば、日本は稼げる市場なのです。これほど稼げる市場は世界でも他にない。良いものにお金を使いたいという消費欲求は世界でもトップクラス。高い付加価値をもったモノやサービスに必ずお金を払ってくれる人たちがいます。よって、前回で述べたような付加価値を生み出していくことが重要となってくるわけですね。
ということで、お金を上手に使えるようになることがRichへ直結する道となります。知識と技術を身につけて、豊かさに近づいていきたいものですね。
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