銘柄分析 GIAA ガルーダインドネシア 2016年版

【神鳥ガルーダの名を冠した航空会社】ガルーダインドネシア(GIAA)

長期投資のインドネシア株、ガルーダインドネシアの銘柄分析を行ってみました。

YAHOO!FINANCE  PT. Garuda Indonesia (Persero) Tbk (GIAA.JK)


※写真はイメージです


インドネシアの飛行機と言えばガルーダ!ブランドと言っていいですね。バリ島行く方はぜひこの便に乗ってみましょう。

【事業概要】ガルーダ・インドネシア(PT Garuda Indonesia (Persero) Tbk)は民間航空便事業に従事するインドネシアを拠点とする会社である。同社は3つの事業区分により構成される。航空事業は定期便と否定期便等を提供する旅客機及び貨物専用機を含む。航空機保守サービス事業は子会社PT Garuda Maintenance Facility Aero Asiaによって運営される。他の事業は航空サービス、旅行案内、ケータリング、グランド・ハンドリング、施設、ホテル、情報技術、健康、トレーニングと他の事業活動を含む。

(SBI証券より)


【財務分析】営業利益の低さが気になるところ


まず業績推移です。売上と営業利益のグラフを作ってみました。

直近3か年と、この先2年のグラフです。売上に関しては今後微増していく感じでしょうか。

2014年は営業利益マイナスです。ちょっと気になります。航空業界はあんまり儲からない業種のようです。やはりLCCなどに押されまくって利益が圧迫されている感じでしょうか。

自己資本比率は27.33%なので悪くはないでしょう。今後の推移次第かと。


次に収益性です。


2014年、2015年、2016年までは実データ、2017~2018年は発表されている予想です。ROE、ROAは直近のデータのみ。


利益率は…総じて低いです。2014年などはかなりまずいですね。そこから少し黒字に持ち直しました。航空業界は結構大変。ガルーダインドネシアはインドネシア有数の旅客事業会社ですが、良い株とは言えないと思いますので、あまり大きな額を投資しないでおこうと思います。


やっぱり営業利益が”低空飛行”なんですよね。(よしうまいこと言った!)


それでもこの株を持つ理由は…航空産業はなくならないから。人口の増えている国ですからニーズは十分あるでしょうという判断をしました。インドネシアですからね。地域性の問題です。


この株を持っていることで、配当含め大きな利益にはならないことは容易に想像できます。が、少なくともなくなりはしないはず、そして実際に多くの島々からなるインドネシア国民の空の足となり、飛行機をずっと飛ばしていくということでその働きにお金を投じて加担するというわけです。


長期的には上げたり下げたりを繰り返しつつも投資価値は最低限度を守り続けるであろうという感じ。儲けるための投資とは少し違うかもしれませんね。


数字に加えて、その事業に「投資価値」があるかないかという判断です。

セレーノシップ航海日誌

セレーノ《蒼天(伊)》シップ《船(英)》世界の平安につながる投資を。羅針盤は「意識の光」、目的地は無限の臨在(プレゼンス)。

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