中央アフリカ共和国は、リアル北斗の拳の世界だった。もはや国家の体を為していない世紀末覇者のみが管理し得る修羅の国。世界は手を差し伸べきれない。

中央アフリカ共和国をご存じだろうか。今この国は国家としては終わってしまったようなどうしようもない状態にあるようだ。「共和国」といいながら内部はボロボロ、紛争につぐ紛争で国の中に難民がたくさん出ているブラック大陸アフリカの象徴。なぜそうなってしまうのか?

難民キャンプで立ち尽くす少年 物心ついたばかりというのに早くも人生がピンチだ!

画像:YouTube UNITED IN HATE: 憎悪渦巻く中央アフリカ共和国


今ここで起きていること。それは宗教間民族紛争。イスラム教徒とキリスト教徒の血で血を洗う抗争で収拾がつきません。中央アフリカという、アフリカのど真ん中でイスラム教とキリスト教が戦っているというわけのわからなさです!


いやーもうまいりましたよ~!と出川哲郎ばりに困った顔をするナムセンモンさん


これはただの宗教問題ではなさそうです。鉱山利権はキリスト教民兵組織が独占するなど、どろどろの利権を巻き込んだ抗争になっています。やられたらやり返す!倍返しだ!右の頬をぶったら左もぶて!


「魔除けをすれば銃弾も当たらず死ぬこともない」すごいぞ、すごいぞ君たち!


これはなにかのコスプレでしょうか?少なくとも怪我はしますよねきっと!


国境なき医師団、どことなくやるせなさ感も漂っていますね リンク:国境なき医師団


緊急の人道支援として、中立的な立場の国境なき医師団が入っています。私がこの記事を書くのは国境なき医師団に寄付したことがきっかけですが、混乱を極める国ではどれだけ人命を救助しても何も解決に進まないんじゃないか?というのはありますね。あくまで緊急支援ですね。


世紀末覇者ラオウ見参!!北斗の拳の世界がここに!


UPCリーダー司令官アリ氏。彼の管轄するエリアでは紛争が起こることを許さない。圧倒的武力で抑えこみ、エリア内の平和を守る。その代わりに住民から取れるものはきっちり徴収して君臨する。まさに世紀末覇者!力こそすべて!ユアーショック!!


突然やつらがやってきて、犬のようにぶち殺していくと話す避難民のママさん


もう誰が誰に対して戦っているのか話の筋がわからない、そんなバトルロワイヤル国家ですわ。


「政府は何も手を打たない、国民を見捨てたんだ」と切ない目で物語る、旧政府軍兵士のガエル・モイーズさん


彼が話すように、アフリカに支援物資を送ってもたいてい横領されるですよ。政府としては物資が送られるから戦争を終わらせたくないんだってさ。この国に未来はあるのでしょうか?


「一つ頼みがある。世界中の人々にこの悲惨な状況を公開してくれ」


YouTube UNITED IN HATE: 憎悪渦巻く中央アフリカ共和国

セレーノシップ航海日誌

セレーノ《蒼天(伊)》シップ《船(英)》世界の平安につながる投資を。羅針盤は「意識の光」、目的地は無限の臨在(プレゼンス)。

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