インドネシア総合指数が6000ラインに到達、長期的に3~4倍を目指していくだろう。

2017年10月、インドネシア総合指数が6000ラインに到達した。これをもって6000時代の幕開けと言って良いだろう。今後20年か30年で、3~4倍は行くとも思われる。2050年ごろには、2万円とか3万円くらいになっている可能性を想定する。長期投資視点ではただ先に向かってタネを蒔いておくだけである。同じころ少子高齢化が進む日本はどうなっているだろうか。


時間を味方につけて未来を予想してみよう


図を見てもわかるようにインドネシア総合指数は2015年後半から一貫して伸びている。4000から6000までほとんど調整もなく伸びてきた。6000に到達してさすがに一服が起こってもいい頃合いだ。いよいよ安定感を増してきたなという感じがある。いつかは暴落もあるだろうが下値を探っても、4000あたりにサポートラインが見えてくる。上はどこまでだろうか。2倍で12000、3倍で18000、4倍で24000。時間は味方になる。20000台くらいを意識した長期投資は十分現実的だろう。



人口の伸びとリンクした成長に


良い材料は人口だ。インドネシアは2035年には人口が3億を突破して、2065年には3億2000万人超に達する模様。もし株価が一時的に下げても、人口の伸びと相関して元に戻る力が働くと思われる。


インドネシアの人口予測 https://www.populationpyramid.net/

インドネシアの人口ピラミッド(2050年) https://www.populationpyramid.net/

2050年でもまだまだ人口のバランスが取れている。厚みを増した中産階級が経済活動に参加していくため、これで発展しないほうがおかしい。


そもそも長期投資ならいつ買っても良いかもしれない


こうなってくると、チャートに踊らされることなく、良いと思った企業の株を分散させてどんどん買ってみたらいいんじゃないかという気もしてきた(為替の問題はあるけれど)。問題は、どの企業が良いかの判断が難しいこと。そもそも信頼できる情報が少ない。一応SBI証券などレポートのようなものがあるが、どこまで精度が確かなのかもわからない。ただ、SBIで取り扱っている以上は良質な大型株が多いと思うので、長期的に賭ける分にはエイヤでも構わないという感触がある。さっきから"感じ"だの"気がする"だの"感触"だの書いているが、本当にそんなもんです。素人は長期でしか勝てません。


ちなみに日本の2050年の人口ピラミッドは


2050年日本。まだ1億人をキープできているとはいえ、多数の高齢者を少数の若者が支えるという構図。高齢者にとっては健康寿命がとても大事になって来そうだ。アンチエイジングとか健康志向がすごく流行ることだろう。75歳まで働く未来が来るのか、それともロボットやAI(人工知能)フル活用の効率的福祉社会が来るのか。これら高齢者の多くは、年金でも十分に支えられない。元気も生きがいもないカスッカスな状態であることが容易に想像ついてしまう。普通に考えるとバラ色の未来には思えないため、この時点でピークの断崖絶壁に立つ団塊ジュニア世代を中心に、相当な変革が起こるであろうことを予感させる。

このような人口ピラミッドでは、日本の若者は次々と海外に出ていくだろうと思う。海外で稼ぐ富は日本国内に還元されるだろうか?早急に少子高齢化に手を打たないと手遅れ、とは10年も前から言われていた。しかしこの10年間に特に手は打たれていない。海外資産報告義務や出国税が強化されたくらいか(そこじゃない感!)。やはりどこかで一気に大革命してたくさんの犠牲が必要になるのではないか。いわゆるハードランディングです。


歳月人を待たず。人はすぐに老いてしまうものだから、せめて二度と戻らない時間を無駄にしないで、努力に励むことにしよう。それが多分1番確実な果実につながる。


まとめ

・インドネシア総合指数の伸びを想定してみると2万とか3万レベルとかは十分期待できそう

・人口の伸び、人口ピラミッドの構成を見ると2050年あたりでもまだまだよいバランス

・日本の人口ピラミッドがやばいと思う。いずれハードランディングは不可避か

セレーノシップ航海日誌

セレーノ《蒼天(伊)》シップ《船(英)》世界の平安につながる投資を。羅針盤は「意識の光」、目的地は無限の臨在(プレゼンス)。

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